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- ヒ ヒ
- ヒ “激闘草原”の説明書きなのだ ヒ
- ヒ ヒ
- ヒ 五味仁:92/10ヒ
- ヒ ヒ
- マハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハホ
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- ○はじめに
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- このゲームは、DOS汎用で実現したシミュレーションゲームです。背景世界はとい うと、一応ファンタジーとなっています。
- 開発言語は、LSI-C(V3.30)試食版と、TASM(V2.0)です。エディ タには、HEat(V1.01h)を使用しました。
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- ○起動方法
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- 単純に、名前を打ち込んでください。ただ、コマンドラインには何も書かないでくだ さい。何か一つを書いて実行すると、簡単なストーリーが出てきます。二つ書きますと、これまた砦のボスの紹介があり、三つ書きますと、ゲームのコツが少し出てきます。行 き詰まったら、まず参照してください。
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- ○ストーリー
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- 時代は中世、と言いたいところですが、中世に似ているファンタジーの世界での、まあ平和な時です。
- あなたは、ある辺境に城を持つ、貴族です。とはいっても、生まれは農家の三男坊とかで、食いっぷちに困って都会へ働きに行かされて、仕事がつまらなくなって、貴族になる前は剣をもって怪物の住む洞窟から宝を取るという、いわゆる冒険者稼業を続けていたのです。そしてある時、まあ英雄的な行為をしてしまったわけです。その功がもとで王様から辺境の土地と城を与えられたわけです。貴族号も貰ってしまいましたね。
- しかし、それは実は王様の機知だったのです。何と、森にはまだまだ人間の手におえない怪物たちが住んでいて、しかもこの土地の王だと名乗る妙な輩がいたのです。彼らが全員ファブルブランドという男を崇めていた事から、ファブル軍団と呼ぶことにします。
- 彼らは、前々からあなたの与えられた城を侵略しようとしていました。そこで彼らは、あなたが城主になったということで、使者を送りました。使者の曰く、
- 「ここを立ち去って戴きたい。もしくは、臣下の礼を取られよ。」
- あなたの曰く、
- 「やだ。」
- かくして、この長い戦いが始まったのだった…。
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- ○勝利条件
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- 森に散らばっている5つの砦を、すべて落とせば勝ちです。
- こちらの敗北条件は、降参する、または部隊が無くなり、そしてもうこれ以上部隊を 雇うほどのお金が無いというくらいです。
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- ○メニュー
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- まず、データの見方を説明します。まず実行したら、以下のメニューが出てきます。
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- “激闘草原”ファンタジー・シミュレーションゲーム V1.6
- (c) Gomi Hisashi 1992/10/21
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- 第1ターン 城の全財産 200 部隊数 0
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- 1.味方情報 2.敵情報
- 3.傭兵を雇う 0.ターンを終える
- 4.マップを見る
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- ☆ターン
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- 言うまでもなく、ターンです。ターンを終えて、色々な処理を終えてこのメニューに 戻ってきた時に、初めてターンが増えます。
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- ☆城の全資産
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- 持っているお金です。傭兵を雇うと、減ります。増やす方法は、やはり傭兵を雇い、 森で何かを見つけてくるしかありません。
- お金が、傭兵を一人も雇えない状態の時に、部隊が無かった場合、ゲームオーバーと なってしまいますので、注意してください。
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- ☆部隊
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- いちおう、このゲームの最小単位で、ユニットと同じ意味です。傭兵を雇うと、低い 順に部隊として登録されていきます。100部隊以上は雇えません。まあ、普通はそこ まで雇う人はいないでしょうから、制限は無いと言ってもいいです。
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- ◎味方情報
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- 言うまでもなく、味方部隊の情報を見ます。もしこの時に部隊がいない場合、ゲーム を諦めるかどうかを聞いてきます。その時は、まあ諦めないで続けましょう。
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- ◎敵情報
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- 敵と言っても、砦の事だけです。発見していなかったら、見ることは出来ません。こ れを実行すると、発見していた場合、まあ適当な表を作ってくれるでしょう。
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- ◎傭兵を雇う
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- まずは、傭兵を雇わなくては意味がありません。お金をよく考えて、雇ってください。なお、特徴を簡単に書きます。
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- ◇モンスター系
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- ┌─────────┬───────────────────────────┐
- │ ゴブリン │小さい妖魔。とにかく弱い。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ オーク │ブタと人間のハーフらしい。やっぱり弱い。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ オーガー │人喰い鬼。強さは普通。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ トロール │ムーミンの仲間の怪物だけど、まあまあ強い。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ ジャイアント │巨人。結構強い。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ ミノタウロス │牛人間。まあまあ強いかもしれない。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ サラマンダー │火の精霊らしい。かなり忠実。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ ドラゴン │怪物の王たる竜。かなり強く、しかも移動は恐ろしく速い。│
- └─────────┴───────────────────────────┘
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- ◇ヒューマン系
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- ┌─────────┬───────────────────────────┐
- │ 蛮族の戦士 │ふんどし一丁だけあって、何となく強そう。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 騎士 │値段の割に移動が速い。でも弱い。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 魔法使い │なんか強そうですね。好みの問題です。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 盗賊 │こいつなんかは、まったく信用できません。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 聖騎士 │パラディンです。十字軍とは違い、信用できます。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 傭兵 │ごろつきです。冒険者とも言われます。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 勇者 │名前負けしていますが、強いです。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 美人女戦士 │美人です。でも、画面には出てきません、あしからず。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ ブス女戦士 │何となく張り合ってしまいました。美人とどっちがいい? │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 従者 │そこそこ信頼できて、しかも安い。でも弱い。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ ドワーフ戦士 │白雪姫に出てきたドワーフよりも数段強いです。 │
- ├─────────┼───────────────────────────┤
- │ 精霊使い │ドルイドです。呪文で攻撃するとかはしませんね。 │
- └─────────┴───────────────────────────┘
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- ◎マップを見る
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- どっかがおかしくなければ、簡単なマップが出てくる筈です。
- 取り合えず、「城」というのは、自分の城です。傭兵を雇ったら、かならずここから その傭兵の部隊が出てきます。あと、部隊を放ったら、「☆」が出ると思います。これ が、目的地です。あと、少ししたら、「○」が出てくるでしょう。これが、その部隊で す。そしてそしてもっとたって、今度は砦を見つけるかもしれません。そうしたら、ま んまですが「砦」と出てきます。他に記号はありませんが、もしへんなのが出てきたら、それはバグですので、通達してください。
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- ○作戦開始!
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- ちょっとした応答形式で行きたいと思います。
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- 家来「王様、まずは誰かを雇わなければなりませんよ」
- わし「分かっておる。だけど、これっぽっちじゃ、強い者が来てくれないぞ。」
- 家来「幸いな事に、ファブル軍団の資金入れが、この森に散らばっています。それを奪 わない手はありますまい。」
- わし「そうじゃな。じゃあ、近くの森からゴブリン達を雇ってくるか。」
- 家来「いけません! 怪物は確かに働いてくれますが、敵の資金を見つけても、自分の ふところに入れてしまうか、それを持ってどっかへ行ってしまうだけです。」
- わし「じゃあ、誰を雇うんだ?」
- 従者「わたしを雇ってください。」
- わし「お前は誰だ?」
- 従者「わたしは、安くて美味しい量産型『従者』です。そして何よりも信頼できます。 わたしなら、見つけた資金はかならず届けます!」
- 家来「ウソをつけ。お前の信用度は60%だぞ。」
- 従者「黙れい! で、わたしを雇ってくれますか?」
- わし「よしよし。早速北に向かってくれ。」
- 従者「かしこまりました!」
- 家来「まあ、値段が値段ですから、雇っても損はしないでしょう。」
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- 教訓1、資金に困ったら従者は大量に雇うべし。
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- わし「さっきから、少しずつ報告が入っておるようだが。」
- 家来「はい、七人雇っているだけあって、金貨が三百枚程度手に入ったようです。しか しまあ、一人は持ったまま逃げて、もう一人はこちらに報告していません。」
- わし「なぜ分かるんだ?」
- 家来「そんな事を言っていたら、ゲームにならないでしょうが!」
- わし「そうかそうか。で、従者だが、まあ60%というのは仕方が無いな。」
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- そして数ターン
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- わし「あいつら、どこにいる?」
- 家来「あれから金貨が結構届きましたよ。しかし、全員敵にやられたようです。」
- わし「えっ、全滅か?」
- 家来「そうです。彼らは弱いですからね。だから、遠くの資金置き場まで行けないんで すよ。」
- わし「取り合えず、違う方面に従者を送り付けよう。で、あいつらの行けなかった所に は誰を行かせる?」
- 家来「お金があるのですから、強くて信頼抜群のサラマンダーを雇ってもいいでしょう。 でも、ここは我慢して、騎士を雇うのがいいかと思います。」
- わし「そんなにいいのか?」
- 家来「詳しい値は、都合上言えないのですが、とにかく馬だから速くて、まあまあ信頼 出来ます(従者と同じだけど…)。でも、やはり弱いですよ。」
- わし「まあよい。そいつを三騎、前に従者を送ろうとした場所に送ろう。」
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- 教訓2、金がたまったら、騎士やサラマンダーに切り換える。
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- わし「まあまあ金がたまったな。」
- 家来「そうですね。でも、ここでドラゴンとか勇者を雇うのは愚の骨頂です。」
- わし「えっ? もう電話で呼んだのに…」
- 家来「よく話を聞いてください。森には、我々の想像を絶する数の敵がいるのです。む やみに送り込んでも、砦を発見するまでは意味がありません。下手に疲弊させれ ば、それだけ戦力(とお金)の無駄になります。」
- わし「そうか…。じゃあ、キャンセルしておこう。」
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- キャンセルをすると、1割取られてしまいます。
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- わし「で、何を雇えばいいんだ?」
- 家来「ここからが腕の見せ所です。一つ考えられる事は、資金を送ってもらわなくても いいから、とにかく砦を発見しようという事で、安い怪物を色々な方向に送るの です。」
- わし「そうか。まず、それをやってみよう。」
- 家来「全然関係ありませんが、ドラゴンなどの異常に速いユニットとかだと、進路上の 宝や資金、砦を見過ごす可能性があります。」
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- 数ターン後…
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- わし「あいつら、なかなか報告してこないな。」
- 家来「ひょっとして、敵に全員やられちゃったんじゃないでしょうか。」
- わし「えっ?」
- 家来「砦が我々の城に遠い場合、こっちの部隊が弱ければ、着くまでに死んでしまう場 合が多いんですよ。」
- わし「う~む、難しいな。まあ、ゴブリンだったら安いし、あんな怪物は吐いて捨てる ほどこの森にいるからな(あぶない)。」
- 家来「では、やはり少し強めの怪物を送りましょうか。」
- わし「まてまて。資金が少なくなってきている。ここは、ある程度信頼できるやつを雇 おう。さっきから、宝物やら資金やらをあいつらに持っていかれて、わしも気が 気では無かった。」
- 家来「いいところに気がつきましたね。」
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- 教訓3、中盤では人間を雇う。
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- 家来「ついに、敵の砦を発見したそうです!」
- わし「そうか! では、早速ゴブリンの大群を…」
- 家来「そんな『もののけ』を送ってどうするんですか! 第一、着くまでに死にますよ。 ここは、中堅モンスターとか、適当なものを送るんですよ。どうせ、進路上の物 は全て取ってしまったんですから。」
- わし「えっ? もうドラゴンさんを雇っちゃったんだけど…」
- 家来「まあ、結構ですけどね。ただ、値段の割に強いかどうかと言われると、少し悩む ものがありますね。」
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- 教訓4、使える者と使えない者を見分けよ。
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- わし「どうやら、トロールが敵将を討ったらしいな。」
- 家来「ええ。その代わり、ダイヤの指輪が彼の進路にあったらしく、奪われてしまいま した。」
- わし「まあ、そのくらいいいだろう。」
- 家来「1000の価値はありますよ。」
- わし「なにぃ?」
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- 教訓5、資金は一つ取ったらまた別の位置に配置される。
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- わし「何か見つけたか?」
- 家来「遊撃に向かわせた勇者からの連絡が来ました。砦を発見したそうです。」
- わし「そうかそうか。もうすぐ、例のドラゴンが目的地へ着く頃だ。着いたと言ってき たら、さっそく向かわせよう。」
- 家来「そうですね。あと、この城からも送りますように。」
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- さて、これからも長い戦いが続く。しかし、もうこれからは、あなたの戦いなのだ!
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- ○ひとくちメモ
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- 資金置き場や砦は、距離が10未満の時に、発見する事が出来ます。
- 味方は、敵よりも攻撃の入る確率が倍になっています。
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- バージョンアップ履歴
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- V1.0 TOWNSのF-BASIC386で作ったもの。森には絵が付い ていて、座標指定は全てマウスでやっていた。タイトルとか音楽もつ いていたから、DOS汎用バージョンは、退化したものと言えるかも しれない。
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- V1.5 いきなりDOS汎用になった。変わった所は、まずグラフィックが 取り除かれたこと。全てキーボード入力になったこと。雇う時にキャ ンセルがきくようになったこと。情報画面がついたこと。金倉だけだっ たのを、たまに宝物が見つかるようにしたこと。HPの具合で、逃げ るかふところにしまうかが変わるようになったこと。戦闘の時に色々 なメッセージが出てくるようになったこと。移植といっても、簡単に はいかなかった。
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- V1.6 大体の絵がついた。城とか見つかった砦、部隊やその目的地などが、 ある程度分かるようになった。HPの尺度を変え、戦闘が少し長くな るようにした。
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